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「くっ!小さいって言うなぁっ!って、お前はぁっ!スキを見て抱きつくなぁっ!ほお擦りするなぁっ!」
男の子の必死の抵抗にも、全くひるむ様子を見せず、自らの欲望のままにほお擦りをする女性の顔には……満面の笑みが浮かんでいた。
「んはぁ~っ♪ぷにぷにだぁ~♪」
その男の子が、再び地上に降りる事が出来たのは、騒ぎを聞きつけた教師によって、二人が、無理やり引き剥がされてからだった。
「一緒のクラスに、なれるといいね?」
「じょ、冗談じゃねぇよっ!……ふんっ!」
こうして、まだ肌寒い春のひと時の、つかの間の事件は、ひとまず幕を下ろしたのだった。
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