Feel…感じて

3/42
前へ
/45ページ
次へ
新しい学校に行き、職員室の扉を、開けてずかずかと中に入る。  「な、何だね君は!!」 変な頭の奴に怒鳴られ、俺がちょっと睨むと、ビビリ気味に、身体を捻る。  「ちぃーす!今日からお世話になる、獅童っす」  「な、何だね君は、普通にしゃべれんのか!」 「そっすね!…今日からお世話になります、獅童流星です。宜しくお願いします」 俺が深々と頭を下げると、何か違った意味で、ビビッてるんだけど…まぁいいか! そして担任だって、女性を紹介されて、その後についていく。 この人、ダサいかっこうしてるけど、結構美人さん?なんて考えてると… てか、こんなところに教室あんの?って所に、連れてこられて、俺が周りを物珍しそうに見ていると、一つの教室の前で止められた。 「教室はここだ、私が呼ぶまで、待ってろ、それと私のことは、ヤンクミと呼べ!」 そう言って教室に入って行く。教室の中は随分にぎやかで、 「元気だな…」 なんて、その騒音を何となく聞いてると、  「獅童、入って来い」
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

42人が本棚に入れています
本棚に追加