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新しい学校に行き、職員室の扉を、開けてずかずかと中に入る。
「な、何だね君は!!」
変な頭の奴に怒鳴られ、俺がちょっと睨むと、ビビリ気味に、身体を捻る。
「ちぃーす!今日からお世話になる、獅童っす」
「な、何だね君は、普通にしゃべれんのか!」
「そっすね!…今日からお世話になります、獅童流星です。宜しくお願いします」
俺が深々と頭を下げると、何か違った意味で、ビビッてるんだけど…まぁいいか!
そして担任だって、女性を紹介されて、その後についていく。
この人、ダサいかっこうしてるけど、結構美人さん?なんて考えてると…
てか、こんなところに教室あんの?って所に、連れてこられて、俺が周りを物珍しそうに見ていると、一つの教室の前で止められた。
「教室はここだ、私が呼ぶまで、待ってろ、それと私のことは、ヤンクミと呼べ!」
そう言って教室に入って行く。教室の中は随分にぎやかで、
「元気だな…」
なんて、その騒音を何となく聞いてると、
「獅童、入って来い」
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