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教室に入っても、周りの騒がしさは、替わる事が無かった。
そりゃそうだ、男子校じゃ転校生に楽しみないもんなぁ…って思ったんだけど、俺が前向くと、皆静かになってる。
俺の顔って変?
気にしつつも、まぁ一応…転校生のセオリーとして、挨拶をする。
「獅童流星です。ヨロシクお願いします」
頭を上げると、何かガンミされてんだけど…
うん?俺のあいさつ変だったかなぁ…
兎に角空いている席に座れ、と言われて、前の空いている席に座る。
ヤンクミが、朝の連絡事項を済ませると、教室を出て行く。
何か背中に、視線感じるんだけど…振り向くと…
メチャクチャ鋭い視線の奴が、俺の前に来て、
「俺が3-Dの頭、矢吹 隼人」
そう言って俺の事ガンミしてくれちゃってんだけど、でもセクシー系で、俺的には嬉しいかも…そう思って、ニッコリ微笑んで手を出すと、出した手を叩かれて、
「俺と、タイマン勝負な!」
行き成り何なんですかね?この人は…俺の返事も聴かず、屋上へと数人従えて行っちゃたよ、あの人…
キョロキョロと周りを見回し、俺は周りの雰囲気に、ここは行かなければならないと、悟った。
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