Feel…感じて

4/42
前へ
/45ページ
次へ
教室に入っても、周りの騒がしさは、替わる事が無かった。 そりゃそうだ、男子校じゃ転校生に楽しみないもんなぁ…って思ったんだけど、俺が前向くと、皆静かになってる。 俺の顔って変? 気にしつつも、まぁ一応…転校生のセオリーとして、挨拶をする。 「獅童流星です。ヨロシクお願いします」 頭を上げると、何かガンミされてんだけど… うん?俺のあいさつ変だったかなぁ… 兎に角空いている席に座れ、と言われて、前の空いている席に座る。 ヤンクミが、朝の連絡事項を済ませると、教室を出て行く。 何か背中に、視線感じるんだけど…振り向くと… メチャクチャ鋭い視線の奴が、俺の前に来て、 「俺が3-Dの頭、矢吹 隼人」 そう言って俺の事ガンミしてくれちゃってんだけど、でもセクシー系で、俺的には嬉しいかも…そう思って、ニッコリ微笑んで手を出すと、出した手を叩かれて、 「俺と、タイマン勝負な!」 行き成り何なんですかね?この人は…俺の返事も聴かず、屋上へと数人従えて行っちゃたよ、あの人… キョロキョロと周りを見回し、俺は周りの雰囲気に、ここは行かなければならないと、悟った。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

42人が本棚に入れています
本棚に追加