第1章 出逢い

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そうだ…… 何故ウチはこんなにも号泣しているんだろう? こんなに泣いたのは中学生のとき以来かな……しかも泣いた理由が見たいドラマの最終回だけ録画を失敗して見れなかったから…だっけ? 今思えばくだらない理由で泣いてるな、ウチ…… 話が脱線してしまったが あの転校生……“堀崎潤”を見てからおかしい 会ったことないはずだ 会ったことないはずなのに 「とても……懐かしい感じがした……」 そう、まるで何十年待ってやっと会えたような そんな感覚だった まさか幼い頃に出会っているのかな? でも何でウチは思い出せないんだろうか 「堀崎…潤……」 貴方はいったい……何者? ふと、今朝の怪しい男の言葉を思い出した 『出逢うだろう。しかしそれも運命だ』 「出逢う?誰と出逢うのか教えてくれたら良かったのに」 あの無駄に綺麗な男、うん本当に無駄に綺麗だよね 女のウチより綺麗とか本当にムカツク!! まあ、それは置いといて…… “運命”“出逢い” そして謎の夢 もう何がなんだか分からない 誰かウチに理解力という名の力を下さい、本気で
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