第1章 出逢い

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ウチは若干呆れつつも男を睨んだ するとその綺麗に整えられた(本当にムカツクほど綺麗)口が開く 「その様子だと……出逢えたんだな」 男は顔色1つ変えず淡々と述べる まるで全部を知っているかのように 「出逢うって何?!あんたさっきから意味不明なことばっか言わないでよ!!」 もっと分かりやすく言って頂かないと理解出来ない 出逢うて何?誰と? 「………堀崎潤に出逢えたのだろう」 びくっ “堀崎潤”という言葉にウチの体は酷く敏感に反応した やっぱり……あの転校生とウチは何かしら接点があるのだろう 「会ったわ……確かに堀崎潤とはさっき会った。でも、何でそれを貴方が知っているの?」 何故この男は知っている? 何故この男はウチの前に現れる? 謎だらけだ しかしこの男はさも当然のように答えた 「何故知っているかなんて、そんなの当たり前だ」 「だって私は 安倍晴明の生まれ変わりだ」 は? >>
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