care01 涙

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「おはよ、何、いたんだ」 「なんで?だってきょう…」 「零緒(れお)いいから。ほら望も早く座れ」 「あぁ、わりぃ…」 「どうする、今回のシンメ」 「俺、零緒とがいい」 「俺も」 「瞬(しゅん)と零緒でよくね?」 「そうだね。」 「何、俺人気!?」 「竜希(たつき)は?」 「日向(ひなた)」 「何何?俺はどうなんの?」 「お前は後」 「は?」 「んじゃ、久しぶりにあれやらねぇ?」 「あぁ…懐かしくね?ずっとやってたよなぁ~」 俺らMiracleがデビューしてあとちょっとで2年。 いろいろあったわけで。 一人一人の個性が強すぎるMiracleで 輝き続けることは楽じゃない。 けれど ファンはこんな俺らを求めてくれる。 だから、もっと輝けるように 少しでもいい歌を届けられるように 俺らはずっと 歩いてきたんだ。 「誰が決めたって文句いうなよ」 いつだって 揉めないでこられたことなんてなかった。 簡単なことでさえ、口を聞かなくなったりしたのは やっぱり不安定な環境と それを支える、足りない経験だったんだ。 それでもいまは もちろんそんなことは起こらない。 お互いがお互いを認めあっているから… たぶん、これからもずっと。 俺はMiracleの1人を 背負って、いたかった。
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