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~その頃…
暗闇の中に浮かぶように立つ赤い鳥居
その真ん中の水面に座り込んでいる純白の長い髪に銀の瞳、真っ白な肌を肩の部分の布がなく腕の部分からの袖があるタイプの巫女服を着た少女がいる
腕の中にはボロボロになった白うさぎのぬいぐるみが、片手には銀色のハサミが握られている
?「あーあ……つまんないの……」
ポト……
小さく呟かれると白うさぎのぬいぐるみは水面にて沈んでいった
?「ねぇ、こんなお人形さんやぬいぐるみさん達じゃ私の憂鬱は払えなくってよ?」
真っ赤な口を歪ませ、その光景を見ていたペルソナに言った
ペル「ミコトリ……お前の望みはなんだ?」
クスクスクス……
?「可愛い可愛い遊び相手が欲しいわ……、私は“ミコトリ”真っ赤な血の雨を浴びて人の幸せを願う神様よ!!」
ねぇみんな?そう問うと
「ヒャハハハハ!!ソウサソウダヨ、ソロソロ頃合イダ!!」
「ミンナデ新シイ遊ビ相手ヲ迎エヨウジャナイノ♪」
「キャハハハハ!!」
アンティークドールやぬいぐるみ達が宙をくるくると舞いながら言う
?「レモライト、ルルライナ、シェリアスもこう言ってるし……私の遊び相手、連れてきて?早く私の憂鬱を晴らして…」
そうじゃないと…と、付け足すと
?「レモライト…」
名を呼び、ふわりとくまのぬいぐるみであるレモライトを抱き寄せた
そして……
グサッ!!
「ア゙ア゙ア゙ア゙ァァァ!!」
レモライトの胸を思い切りハサミで突き刺した
クスクスクス……
?「この学園の人間全員レモライトみたいになっちゃうよ?」
ペル「………💧」
それを聞き、その場から立ち去っていった
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