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鳴「ちょっと……!?💦」
初「大丈夫だよ、ただの催眠療法……トランス状態にしただけさ。」
気にする事なく鳴海達に顔を向けた
「お前達の誰がこの私を止められようか!?私のこの憂鬱を誰が打ち消してくれる!?」
初「ミコトリ……祟りは起こすのかい?」
にっこりと微笑みながら聞いた
「当然じゃない!!全部全部全っ部、あんた達が悪いのよ!!私は悪くないんだからっ」
ミコトリは頭を掻き回しながら、金切り声を上げた
初「そうかい…それは大変ですね、鳴海先生…岬先生。」
まるで気にもしていないと言わんばかりに話しを振ってきた
岬「校長…何を…」
初「そちらの奥の部屋に……」
言いながらも上げられた右の人差し指を暗い奥の部屋の扉を指し示し、よく見ると指には銀の鍵がぶら下がっている
初「私の…私だけの“お人形”が眠っているので起こしてきてもらえませんか?」
鳴「人形……」
鳴海は鍵を受け取り言葉を繰り返した
初「名前は“エコー”、そう呼ぶだけで良いです。だけど気をつけて下さいね、彼女に感情はありませんから……」
初校長は岬には夏火を中庭に連れてくるように命じた
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