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暖かい昼下がりの午後の中
黒塗りの車が初等部棟へと走っている
鳴「夏火ちゃん、もうすぐ着くからね♪」
助手席の鳴海は笑顔で後部座席の黒ウェーブボブヘアーの顔立ちととのった美少女・朝霧夏火に言う
夏「………」
しかし夏火は頬杖をついたまま車窓を睨むばかりだ
鳴「そんな怖い顔しなくても大丈夫だから!先生もいるし♪」
夏「うっざ……」
鳴「………え?」
突然言われた言葉に笑顔のまま固まった
夏「そう言うの一番ムカつくっての!!なに、あんた、一番教師らしくないのに教師面しちゃってバッカじゃないの?」
岬「……💧」
鳴「んっふっふっふ~💢」
額に💢マークを付けたまま制御ピアスを緩めようとした
岬「落ち着け鳴海!!💦」
夏火の隣に座っていた岬がそれを止めた
鳴「いくら“特殊”アリスだって言ってもね~言って良い事と悪い事があるでしょー💢」
岬「彼女は世界各国秘密組織から、その“特殊”アリス…アイデアと思いつきが“現実化”する力故に新たな世界を造り上げる者として注目されているんだぞ。」
こそこそと鳴海に耳打ちした
夏「なーにそのダッサイ肩書き……、私を“神”様だと言いたい訳?」
ふんっ!!と鼻で笑うとまた車窓を睨んだ
鳴「……肩書きじゃなくて事実……君は世界の“神”様だよ…」
岬「こら…彼女には…」
またこそこそと鳴海に耳打ちした
夏「………ふんっ。」
そんな事
とっくに知ってるわよっ
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