story1、始まり

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~初等部B組にて ザワザワザワ…… 蜜「なぁ蛍!今日はうち以来の転校生が来るんやって♪」 蛍「知ってるわよ、ベタベタしないで暑苦しいから。」 ガガガッビビー 引っ付く蜜柑に目もくれず、メカをいじる蛍 蜜「うち本間に楽しみで楽しみで♪」 蛍「うっとーしい。」 バカンバカンッ!! 蜜「はがッツ!!💦」 バカン砲にて床にふれ伏す蜜柑に 蛍「私は今“ミコトリ様”の方に興味があるの。」 見下ろす視線でそう言うと、手を差し出した 蜜「ミコトリ様……?」 パーマ「あら佐倉さん知らないの?」 そこへパーマと心読みがやって来た 心「話題に出遅れるなんて笑えるね。」 蜜「なにをををを!?💢」 パーマ「“ミコトリ様”は命採り様って書いてミコトリ…、この学園を護る“神”様でそれはそれは残虐なお方と有名なのよ。」 蜜「神様…なのに?💧」 パーマ「気まぐれで一度、自分の遊び相手を捧げるように言ってくるわ……もし捧げなかったら…“祟り”となる…。」 蛍「私はその祟りが怖い訳じゃないけれど……なんだか良いスクープが取れる気がする。」 心「でもただの噂だけどね。」 蜜「なんやーあはははは💦」 蛍「蜜柑、怖かったのね……」 蛍がポツリと呟き、ちらりと蜜柑の席の隣を見た 棗「………」 ルカ「………」 しかし、棗は雑誌を顔に足を机に投げ出し寝ているだけだ ルカもまたウサギンを触っているだけである と そこへ 夏「なーに湿気った臭い話してんのよ!!」 突然扉付近でそんな声が聞こえたかと思うと 夏「はい注目ー!!」 バンバンッ 教壇に立ち黒板を叩いた
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