story1、始まり

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ザワザワザワ… 「誰だアレ?」 「言ってた転校生かな…💧」 一気にざわつく生徒達 夏「うっさいわよ!とにかく席に着きなさいっ!喋れないでしょ!!」 バンッ!! 教卓を叩くと ピシッ…… 「「「「!?」」」」」 体が勝手に操り人形のように動き、みんなを席へと着かせた 蜜「今の……あの子のアリス…💧?」 夏「そっ、やれば出来るじゃないの♪」 しかし本人はそれに気付いていない…… そのまま黒板に 朝霧 夏火と書いた 夏「私には“普通”の四季はいらないわ!!春は絶滅種の鳥と過ごしたいし、夏は雪を見てみたいし、秋はずーっと満月を見てみたいし、冬は狂い桜を見てみたい!!そんなこんなの“特殊”アリスの、朝霧夏火をよろしく!」 そう自己紹介し終わると ガラガラ…!! 鳴「夏火ちゃん💦困るな、勝手に行動されちゃ…」 苦笑いしながら鳴海と岬が入ってきた 夏「どうして?ここは私の教室でしょ?良いじゃない少しばかり早く来たって!!」 それよりも…、スッと2人に人差し指を向けると 夏「出て行きなさい。」 睨みをきかせた ガラガラ…バシンッ!! すると、勝手に扉が閉まり 鳴「駄目だ、開かない💦」 岬「一度職員室に戻らないと💦」 外で2人のそんな声が聞こえた 棗「扉ごとミディアムレアにしてやるよ。」 ルカ「棗……?」 雑誌を顔に乗せたままそう呟くと ドカンッ!! 音よりも早く扉が吹っ飛んだ 鳴「ケッホエッホ…💦これはどうだろうね…」 岬「少なくとも日向棗は我々の手助けをしたとは思えないな💧ケッホ……」 真っ黒ススまみれになりながら言った 夏「なに、怒ったの?」 棗「教室籠城は俺が認めねぇ……、それよりお前 何でここにいる!?」
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