伝説の終わり、物語の始まり。

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現在AM7:15 必死に駅までパンをくわえたまま全力疾走する少年がいる。 「うぉーやべー遅刻する!入学式初日に遅刻するなんて、ベタなシチュエーションをマジでやる事になるなんて~!」 言ってる事には余裕があるが、時間的にも精神的にも余裕はナッシング。 とりあえず全力で走るしかない。これで、小説の主人公かなんかだと曲がり角で可愛い女の子とぶつかって、「いったい~ちょっと何処見てんのよ!」 みたいな最悪な出会いをして、後に恋に落ちるなんてベタベタな激甘、恋愛ゲームみたいなシチュエーションがあるんだよな~(照)
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