1024人が本棚に入れています
本棚に追加
「さてと、元に戻さなきゃね」
澪は手を鳴らすと地響きが起こり、ガラスやら瓦礫が宙を舞い、数分後には何事もなかったかのように元に戻った。
「じゃぁ、私たちも帰ろうか。………おっーとっとっと」
澪はよろめき俺の方へともたれかかってきた。
『大丈夫か?』
「ん~、ちょっと辛いかも……結界やらずっーと維持させてたから魔力使いすぎちゃった、てへっ」
『ったく、しょうがないな。ほら、おんぶしてやるから、乗れ』
「やった~」
『そういえば、いつの間にか剣がなくなっていたが……このブレスレットに書いてある剣と全く一緒の奴だった。どういうことだろうか?』
「ねぇねぇ、速く帰ろ?」
いつの間にか、澪は俺の背中に乗っていた。
『はいはい。んじゃ帰るとしますか』
「うん!」
俺たちは暗い夜道の中、家へと帰っていった。
最初のコメントを投稿しよう!