狩る者、狩られる者

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「さてと、元に戻さなきゃね」 澪は手を鳴らすと地響きが起こり、ガラスやら瓦礫が宙を舞い、数分後には何事もなかったかのように元に戻った。 「じゃぁ、私たちも帰ろうか。………おっーとっとっと」 澪はよろめき俺の方へともたれかかってきた。 『大丈夫か?』 「ん~、ちょっと辛いかも……結界やらずっーと維持させてたから魔力使いすぎちゃった、てへっ」 『ったく、しょうがないな。ほら、おんぶしてやるから、乗れ』 「やった~」 『そういえば、いつの間にか剣がなくなっていたが……このブレスレットに書いてある剣と全く一緒の奴だった。どういうことだろうか?』 「ねぇねぇ、速く帰ろ?」 いつの間にか、澪は俺の背中に乗っていた。 『はいはい。んじゃ帰るとしますか』 「うん!」 俺たちは暗い夜道の中、家へと帰っていった。
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