大切な人

5/8
前へ
/13ページ
次へ
その声を聞いて、胸の印が私を縛りつける。 カイ「アストラス」 聞こえないような小さな声で呟いた、しかし聞こえたのか男は妖しく笑った。 アストラスだ。会えてうれしい。でも私は、貴方を裏切った。 リル「ランルいい所に来てくれた。 カイ、紹介するよ。 彼は、生徒会長をやってもらっている。ランル.ファントムだ。 ん?カイトどうした?顔色悪いぞ。」 カイ「何でも...ない。大丈夫です。」 ランル「初めまして、 ランル.ファントムです。」 カイ「こちらこそ、初めましてカイ.ダ-クネスです。」 ランル「じゃあ、教室に行きましょうか?」 カイ「はい。」 しばらく歩いて、人気がなく狭い通路に入っていった。ランルは、立ち止まった。 ランル「レイクいやいまの名は、カイだったな。 俺の事、覚えてる? 忘れたなんて言わせない。」 カイは、顔を歪め カイ「覚えてる。 許されるとは、思わないがすまない。」 ランルは、妖しく笑って ランル「許さない。」 っと言って壁に押し付け、カイの唇にランルのそれを重ねた。 カイ「んっ!あっあ。」 何をしてるんだ。ランルは、アストラスは、私の事憎んでるんじゃないのか? 考え事をしていると、唇の隙間に舌を入れ搦め捕られた。 しばらくして、唇が離れた。 銀色の糸が、2人を繋いでいた。 ランル「教室に行くぞ。」 カイ「あっ、うん。」 カイは、顔を赤くしていた。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加