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このおっとりしている茶髪ロングの女性が葵の母さんの愛美さんだ。
「私を知ってるぅ…?どちら様かしらぁ?」
「あなたの隠し子です」
即答する。
「そうかぁ、隠し子ちゃんかぁ♪」
その直後頭に衝撃が走る。
「違うでしょうが!!母さんもこいつの冗談を真に受けない事!!」
「ってぇ…、グーはないだろ、グーはぁ!!」
「うるさい!自業自得よ!!
こいつは蒼介。昔、隣に住んでた奴よ」
「隣に住んでたそうすけ…蒼ちゃん?」
「はい。改めてお久しぶりです」
「わぁー、久しぶりぃ♪
それにしても変わったわねぇ」
「葵にも「変わった」って言われたけどそうですかね?」
愛美さんが上から下、下から上と視線を向ける。
「うん。変わったよぉ?
何かねぇ…、うん、カッコ良くなった!! ね、葵ちゃん」
「な、なんでそこで私に振るのよ!?//」
「だって葵ちゃん手紙で蒼ちゃんが引っ越して来ることが分かったとき大喜びし…」
愛美さんの目の前で両手を左右に振り一生懸命言葉を遮ろうとする葵。
「ワー!!ワー!!//
そ、それよりお母さん、私に手伝って欲しいことがあったんじゃないの!?」
「あ、そうそう。葵ちゃん、お料理を手伝って欲しかったのよぉ」
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