三枚目

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「ありがとう。じゃ、一つ借りるね」 ハルカはブランコに乗り、こぎ始める。 徐々にスピードが増し、風を感じるようになる。 「ふぅ……♪」 ハルカは楽しそうな顔で風を受ける。 しかしその楽しみは一瞬で消えた。 ―パキッ……― 変な音がした。 ブランコのチェーンが切れたのだ。 それによりバランスが崩れ、宙に浮くことになってしまう。 「え……へ……?」 宙に浮いたハルカはまだ、ブランコのチェーンが切れた事に気づいていない。
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