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「ありがとう。じゃ、一つ借りるね」
ハルカはブランコに乗り、こぎ始める。
徐々にスピードが増し、風を感じるようになる。
「ふぅ……♪」
ハルカは楽しそうな顔で風を受ける。
しかしその楽しみは一瞬で消えた。
―パキッ……―
変な音がした。
ブランコのチェーンが切れたのだ。
それによりバランスが崩れ、宙に浮くことになってしまう。
「え……へ……?」
宙に浮いたハルカはまだ、ブランコのチェーンが切れた事に気づいていない。
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