三枚目

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エストはケータイ片手で本棚を確認する。 「ブロント社は私の記憶が確かならもう無いハズだ。確か、千年前に倒産してしまったらしいが……」 本棚にある一冊の本を手に取る。 本、といっても紙でできた本ではない。 薄いミニパソコンのような端末で、開けば映像が浮き出て、矢印にタッチすれば次の映像が映し出されるようなもの。 その本を開いて、確認すると、ブロント社に行き着いた。 エストはそれに記された文章を読む。
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