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そして僕は屋上に来ていた。 学園物の定番である。 そして屋上で独り泣いていた。 考えて見るがいい。 幼なじみと妹が恋仲になっていたのだ。 メインヒロインが二人同時に消えたのだ。 ちなみに二人は超美少女である。 ついさっきまで全世界の男子高校生に対して超優越感に浸っていたのに。 幼なじみと学園生活を楽しんだり妹が軽く嫉妬したり色々ありつつも最終的には二人と幸せになるとゆう計画を立てていたのに。 その未来予想図から自分だけ除外されたのである。 まだ着替えシーンに遭遇すらしていない。 高1の4月である。 楽しいキャッキャウフフな学生生活が始まった直後に終わった。 「ってゆうかあれだよな。 僕みたいな、大してカッコイイわけでもない平凡な男がそうそう幸せになれるはずないよな。ただ、たまたま偶然美少女の妹と幼なじみがいるってだけで、そんなアニメや漫画やラノベやギャルゲーみたいなことになるはずないもんな。きっと二人とも僕の事を邪魔だと思ってたんだ。そうにちがいない。妹と幼なじみにそんな風に思われて気付かないなんて僕はなんてクズなんだ。僕なんか生きてる価値もない、生まれきた意味もない、世界にとってウジ虫よりも忌み嫌われる存在なんだ。僕なんて死んだほうがマシなんだ。いや、むしろ死んだ方が世の中の為だ。僕は死ぬ為に生まれてきたんだ。よし。 死のう。」 そして僕は 屋上から飛び降りた。 あぁ 今日も空が綺麗だなぁ 「完」 あとがき いやホントは先輩(美少女)が飛び降りた主人公の足を掴んでマグロの一本釣りみたいにカッコよく引き上げて、なんやかんやあって、物語が始まる予定だったんだけど指が疲れたからやめる。 考えるのもめんどくさい
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