進学

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「おい! 決めつけんよ! 高校じゃレギュラー取ってやるよ」 「アハハ無理無理。創英なんて甲子園の常連校じゃん。 あんなレベルの高いところで、万年補欠のオマエがレギュラーなんか取れるもんかよ」 「オマエなぁ~。行く前からヤル気を削ぐようなことを……」 「何で創英なんだ? 一条大付とか大蔵くらいなら、オマエでもチャンスあると思うぜ」 「そりゃあオマエ……」 「永輝か? アイツは天才だぞ。まぁアイツなら、一年からマウンドに上がらせてもらえそうだけどな」 林田は頷く。 確かにそうだ。純もそう思った。
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