双生児

1/1
前へ
/7ページ
次へ

双生児

  「キミはどちらにする?」  そう私に聞いたのは、私の兄。 「私はどちらでも」  何を話ているのかといえば、私達の属性。  幸か不幸か、私達の両親は別々の種族なのだ。  母は悪魔、父は天使。 「なら、キミは天使。ボクは悪魔」 「どうして?」  そう決めたのか。 「キミが金髪だから」 「アナタが黒髪だから?」
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加