雨の約束

2/2
前へ
/29ページ
次へ
眠れぬ夜に窓を開けた 静かに響く雨音の中 僕の瞳に残ったのは残響だけ・・・ あの頃の約束、君は覚えてるかい? 二人で並んで公園のブランコ漕ぎあって・・・ 君と交差するたびに 見える君の笑顔は 表情の固い僕を 何故か笑わせてた・・・ 突然の雨に二人包まれて・・・ 大丈夫?寒くない?と僕は君に訪ねたが・・・ 答えはあの頃から変わらずに 『大丈夫だよ』と言い震えてたね・・・ 素直じゃない君の頬から 涙が 雨で照れ隠しながら堪えてたね・・・ 僕に君が僕にしてくれた約束 護れたかな? 君のコト好きだからがむしゃらに 抱き寄せ続けた・・・ これは夢?幻? 胸には確かな痛みを感じるんだ・・・ 君はもう側には居ないのに・・・ 闇の中さ迷い続けた 眠れぬ夜に窓を開けた 静かに響く雨音の中 君の温もりが恋しいけど・・・ 忘れ方を知らない 僕の瞳に残ったのもは 君の残響・・・ この雨音で・・・ 僕の全てを・・・ 眠れぬ夜に窓を開けた 静かに響く雨露に打たれ 僕の瞳に残ったのは君との約束だけ・・・・
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加