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宇宙連邦各務統合総十三機関第十一番基甲『法規統政所』(オフェンスガード)。
法に関する最高機関であり、連邦だけに限らずあらゆる立法と司法を司っている。
他の十二機関も法規統政所によって直接定められる事項は、即ち最高規定に等しいので従わざるを得ない。よって、十三機関の中で最も異質な機関でもある。
主な職務としては、法規制、法統制、法改善、それに加えて新法の立案と宇宙最高裁判所の裁判。
しかし、立案はするだけで、実際に可決するのは査定執務室機関であり、施行するのは偵務報告局であったりと、権力が集中する事がないような構成。
職務の関係上、十三機関の中で最も厳格な人が揃うと云われており、事実大半の所員は几帳面であったり病的な潔癖主義者であったり、社会的にやや不適応な人材が多い。
反面、どうあっても不正行為が多く見受けられる機関なので、偵務報告局には法規統政所監視専門の部署まである。
本拠地はメルケディエスの第十一衛星、ラスク。
ラスクは星の中でも極めて奇異で、地軸及び地表、加えて公転軌道の歪が零度と言うあらゆる面で完璧に球体の星。
モットーは公明正大。
王の大権は立法、司法、行政、この全ての権限を委譲させる『所員による汚職』(インパセティブル・タブー)。
作者コメント。
今さらですが、『基甲』と言う熟語は存在しません。造語です。
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