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事の始まりは
隣に住む幼なじみであり悪友からの電話…
俺は昔からコイツに弱い…
俺の方が年上なのに…
なぜか逆らえない。
って言うか…
「来てくれたんだ…
ありがとう」
…悪友の笑顔…
これが曲者で…
その柔らかくて甘い声で労いの言葉を囁かれると
全て許してしまうんだ。
「獅子(レオ)の厚焼き玉子
どうしても食べたくてさ…」
コイツの殺し文句…
断れない俺が悪いんだけどさ…
料理誉められると嬉しさのが優ってしまうから…つい…
でも…
『俺は宅配弁当か?』
アイツからの電話を切ってから
弁当を作ってる間も
車を走らせてる今も
もう何度目のタメ息だろ…?
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