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「やめろショッカーー!」
何かに気付いたように起き上がる。
しかし真っ暗で見えない。
チカチカ光っている場所を見る。
どうやら時計のようだ。
そして時計の位置からして珠希の部屋だ。
「乗ってるし。動かねえよ」
優希が抜け出そうと必死に抵抗していると――むにゅん
「ん?」
むにゅむにゅした物体を触っていく。
そしてそれは円形。
「…………えっち」
「ごふっ」
「なあ、なんで俺が姉ちゃ、姉貴の部屋で寝てたんだ?」
「え? そ、それは……寝てたの。私の部屋の前で」
「そうか。……いつもの朝飯より豪華だな」
「とっても素敵な出来事があったの」
嬉しそうに言う珠希は手を合わせて可愛らしく「いただきます」と言った。
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