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キャリーバックを引きずりながら、ホームを歩く。自分の座席を目指し、新幹線に乗り込み、座席と座席の間を歩く。
新幹線の車内は涼しく、汗ばんでいたせいか、余計に心地よかった。自分の座席を見つけ、席に座り込む。すぐ見つかったなと、心の中でそう思った。
新幹線は自分が乗り込んだ数十分後に動きだした。彼女にもうすぐ会える、そう考えると嬉しく思うのは僕だけであろうか。
25歳になったが、彼女に会いに行く。そんな時だけ、彼女と出会った高校生の頃のような気持ちになれる。
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