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「ひいぃぃぃぃっ!!もののけじゃあ!もののけの類いじゃあ」 おじいさんはそれを見るなり腰を抜かし、 青ざめガタガタと震えだしました。 「祟りじゃ!ワシが賽銭ドロした金で 『性感ヘルス ムラ先色撫』 に行ったのがバレたんじゃあ…!」 「こうなったら後は野となれ山となれじゃ……!」と、 おじいさんは病的につぶやきながら震える足に喝を入れ、 おもむろに立ち上がると、 目を真っ赤に血走らせながらナタを振り上げました。
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