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「そそそそ、そこまで言うならしょうがないのう…。」 おじいさんは黒目をぐるりぐるりと廻しながら了承しました。 「本当ですかおじいさん!?ありがとうございます!」 おばあさんは生娘の様な明るく純粋な声で笑いました。 かくして二人は『桃太郎』と名付けられた赤ん坊を育て始め、最初は反対していたおじいさんも次第に愛情が芽生え貧しいながらも、幸せに暮らしました。
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