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「それも運」
ーあーあーうるせぇ今日の俺はめっぽう機嫌が悪いぜ!!俺は今から寝るぞ!!ぜってえ起こすな!ー
「分かった」
急に静かになる。
どうやら本当に寝たようだ。
「まだ説明してないことがある。どうする?」
少女がたずねる。
「ん?なんか用事でもあんのか?」
「話す気が失せた」
…………何なんだろうな…どいつもこいつも。
「まぁ、だいたいの事は分かった…ような気がするからな、お前が帰りたいなら帰っていいぞ?」
俺も馬鹿な事を言うなぁ。
「分かった。また会おう」
そう言うと少女は紅茶のお礼を言い、本当に帰ってしまった。
…しょせん他人事か。
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