黄金色の夢

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ーさっきも言ったように、私は人間ではありませんよ?ー 「…………」 頭を抱える。 どうゆうことだ……。 「なんで俺に会いに来た?」 ーいえ、成り行きとはいえこれからお世話になるのですから挨拶ぐらいはしておいた方が良いと思いましてー 「お世話になる?」 ……まさか。 ーおや、もしかしてまだ何も知りませんでしたか?私は貴方に住まわせてもらう神、玄狐と申しますー …………やっぱりな。 「挨拶はいいが、今更すぎるだろ?」 ー申し訳ありません、私、憑依してすぐは感覚が戻らなくて、今こうして夢で会うのが精一杯なのですー 「夢…………?」 ーはいー 「少し、矛盾がありますよ?神は自分で力を使えないはずらしいですが?」 ー『夢』に入り込むと言うのは一種の移動手段のような物です、だから別に力を使う必要はないんですよ?体を動かすだけですー 「そうか」 ーそれに、私もそろそろ限界が近いです、体内で力が膨張していくのが 感覚で分かるんですよそれを貴方に伝えておきたかったんですー 「そうか、まぁ、少し考えさせてくれ」
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