黄金色の夢

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目を覚ますと朝になっていた、さっきまで一時すぎだったはずだが……。 まだ寝たりない体を起こしベッドから起き上がる。 さっきまでの目が痛くなる様な黄金色の光は無く、朝の日射しだけが明るいごく普通の部屋が目に入る。 「本当に夢ってことか?」 枕元に置いてある目覚まし時計を見る。 6時30分 いつもどうりの起床時間。 いつもどうりと言う単語にだいぶ違和感を感じるのは俺だけか? 「連ーー!起きなさい!!また遅刻するよーー!」 下から母親の声が聞こえる。 また遅刻って……最後に遅刻したの一週間ぐらい前だぞ? 「起きてるよ!」 その辺に脱ぎ散らかしていた制服に手をとりスローペースで着替えた後カバンを取り一階に走る。 吉と出るか凶と出るか……とにかく、俺の1日が始まった。
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