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学校。
朝の予鈴が鳴る。
担任の教師がHRを終えて教室を出ていくのを確認すると、真っ先に俺に話しかけて来る奴がいる。
「なぁ、連？今日順位張り出される日だよなぁ？一緒に見に行こうぜ？」
肩を軽く叩かれて、少しムッとした表情をソイツに見せる。
「うわ……何その怖い顔……」
「元からだ」
「まぁ、確かに元から怖いな」
「死ね」
コイツはたまにイラッとくるな。
コイツは若葉 洋平(わかば ようへい)俺とは正反対な性格。
俺みたいなポーカーフェイスとは違ってコロコロと感情が顔に出るタイプだ。
性格も結構紳士で明るく、クラスでは男女問わず人気がある。
それにくらべて俺は…………。
「うわ！？ビビったぁ、愛馬と目あっちゃったよ」
「若葉も勇気あるよなぁ…俺なら絶対に無理」
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