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廊下に出ると…やっぱりと言うか必然的と言うか……言わなくても分かるでしょうねぇ?
「話がある」
もう お分かりですか~?畜生…。
「話って?」
……いらない笑顔を無理矢理作ってひきつった表情になる。
「聞けば分かる」
あぁ~くそぉ。
「だいたい、なんでお前俺のクラス知ってんだ」
「さっき外からあんたの姿が見えた」
「そうか…………」
少女の手元には弁当箱が一つ、どうやら話は長くなるみたいだ。
「分かった、行くから待ってろ畜生」
「分かった」
そのまま教室に戻りいそいそと昼飯を持って少女の元に向かう。
まぁこのまま教室で昼飯食う気にもなれなかったしな。
救われたようなそうじゃないような……微妙な気分だ。
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