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「反応が遅いなぁ連」
気がつくといつの間にか若葉は俺の真横に立っていた。
そしてその右手には
ーナイフ
「チッ 邪魔が入ったか」
若葉が舌打ちをする。
いつの間にか俺の前から少女が消えたかと思うと少女は若葉の動きを止めに入っていたようだ。
そして、間に合わず俺の腕をナイフがかすった。
ーなかなか早いな 亀のくせにー
炎離の声が響く。
「あぁ、よく言われるさ」
少女が止めに入らなかったら俺が死んでいたのは目に見えていた。
「いって………」
今更痛みに気が付き地面に膝を付く。
かすっただけなのにこの短時間で血がドクドクでる。
「これくらいで動けなくなるの?甘えてるわね」
少女が俺をせせ笑う。
「うっせぇ……」
「いつまで人の腕を触っている気だ?嬢ちゃん」
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