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その瞬間、少女の周りが一瞬で火の海になった。
「……ほう」
若葉が好奇の眼差しで少女を見つめる。
ーあまり力を使いすぎるな!疲れるだろ!ー
炎離が何か叫んでいる。
「分かった。ごめん」
少女がそう言うと辺りの炎が鎮火した。
そして、少女はその辺に落ちていた一番太い木の枝を拾ろう。
「なんだ、さっきのはただの威嚇か?」
「そう、ただの威嚇」
ーカッ嘘をつけよー
「うるさい………」
少女が拾った木の枝の先をポンッと叩くと少女が叩いた場所からぐるぐると炎が渦を巻いて発火する。
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