友との死闘

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ーどうした?小童?ー うっすらと炎離の声が響く。 だけど、今の俺にはそんなこと、どうでもいいことだった。 ー体が熱くなっていく ー強大な力が溢れてくる ー止めなくてはいけない ーでも、止められない 身体中の産毛が逆立っていく。 段々と、獣のような息遣いになっていく。 身体の奥から、感じたことの無い自分が沸き上がってくる……。 ー……力の暴走が始まったかー 炎離が残念そうな声を出す。
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