友との死闘

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ー力? ー知らねぇよ そんなもん 「凄いぞ?凄いぞ!連!!まるで獣だ!!」 若葉が急に狂ったように高笑いする。 意識が朦朧とする。 身体が熱い。 頭が痛い。 ただはっきりと分かるのは、今の俺が確実に人間離れしていること。 「フー…ッフー…ッ」 言葉を出そうとすると、呼吸が邪魔して喋れない。 ーこの距離じゃ戦えない ーもっと、もっと近づくんだ……。 若葉に近づこうと走り出すと、とても人とは思えない速さで体が動き出し、止まりきれず若葉の腹に激突した。 「がッ……!?」 そのままなんとか体勢を保ちながら後ろに飛ばされる若葉。 ー今のは、なんだ?
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