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「………ちっ」
若葉がまた舌打ちをする。
「フー…ッフー…ッ」
俺の呼吸はまだ荒いままだった。
「今度はこっちから行くぞ!!」
若葉が右手をならすと、それと同じにまた宙を浮いていた塊が形を変える。
今度は塊が分裂していく。
分裂した物は小さく鋭く尖り。
分裂した物は小さく鋭く尖りを何回か繰り返す。
動きが止まる頃には塊はトンボ並みのサイズに縮んでいた。
その刃先は注射器の様に鋭く、数はさっきの4倍には増えている。
「避けられるやつはいないぞ?」
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