少女との出会い

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突然、少女の体が勢いよく燃え上がる。 炎はまるで、ライオンの鬣(たてがみ)のような渦を巻いて少女の体を燃やし続ける。 ……しばらくすると、炎は止んだ。 やはり、少女の体には、火傷の跡一つついていなかった。 それどころか、さっきまでの返り血が嘘のように消えていた。 ーあーあ、やっちまったな。で、どうするよ?ソイツー 「とりあえず、今の状況を把握させる」 ーカッ!ご苦労なことだね!!説明一つで今の状況が理解出来る人間なんて俺の知る限りでも一握りしかいない!ー 「黙りなさい。腐れ神」 少女が不気味な声と何か話している。 いくら辺りを見回しても、俺以外の男で生気のあるやつなんて一人もいない。 気が付くと、少女は俺の目の前に立っていた。 「来て」 …どこへ!!?
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