310人が本棚に入れています
本棚に追加
「カンダイさん!!こっちこっち!」
「あ、そこか、で、仏さんは、みつかったか?」
「はい!」
カンダイを見つけたユウタは、腕が取れるほど、強く振った
「あの屋根の上に……」
「あぁ、あれか、ってなんで降ろさねぇんだ……」
「だって、梯子とかないですから……僕じゃ無理ですよ」
カンダイは、あたりを見回し本当に何もないことを確認すると
上の死体に目をやる
「あっちゃちゃー、酷い仏様ー」
カンダイの横から、ひょいと出てきたのは、スズナ
ここに、スズナがいるということは、スズナが見事勝利し、現場観察の権利を手に入れたようだ
「静かにしてろといっただろ……」
はぁと、ため息をつくカンダイをよそに
ユウタは、びっくりして、口をパクパクとさせていた
「君は、まさか……」
「そ、あたしは、キッサキシティジムリーダー、スズナよ!」
スズナは、胸を張ってそう言い張る
「最近、シンオウは、大変なの………いくつもの町がやられたわ、いつ、ここに来るのかわからない…だから、どんな事件でも、見逃せないの、町のリーダーとしてね!」
スズナは、一方は、呆れ
一方は、唖然とする刑事に向かって語った
最初のコメントを投稿しよう!