†第六被害者―血の舞踏会―†

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「ブルー、シルバー、二人も記憶は?」 「ないわ、相手の台詞と顔がすっぱり抜け落ちてる感じ」 「そうか、厄介だな………」 レッドは、少し考える素振りをしながら言う 「これから、いくところには、イエローさんと、プラチナちゃんがいる可能性があるんですよね」 「あぁ………それより、クリス、エメラルドは?」 「え、あぁ、レッドさんは、知らないですよね、彼、レッドさんが、チュチュとフレンドリーショップに行ったあと、やる事できたから、先に行っててくれって……」 「そうだったのか!!」 いまさら気が付くなよ、とこの場の全員が突っ込もうとするが、よすことにした 「それより、チュチュは、無事だったのね」 「あぁ、たまたま、逃げ出せたみたいで、見つけたとき、傷だらけだったから、ポケモンセンターに連れてってたんだ…」 レッドが、チュチュの頭をなでながら言う 「そのピカチュウが無事だったなら、まぁ、イエロー先輩は、ま、生きているとみても言い過ぎでない」 シルバーが淡々と言う その直後、研究所の扉が開き二人が入ってくる 「すまない、遅くなった」 グリーンは、横に、ロコンを連れて入ってくる 「いや、結構いるッスね!」 ゴールドは、横に、ガーディを連れて入ってきた 「ゴールド!!もう動いていいの?」 クリスが、立ち上がって、ゴールドの側まで行く 「いや、大丈夫な、わきゃ~ねーだろ」 「じゃあ、寝てなきゃだめじゃない!!なんで病院抜け出すのよ!!ばか、だいたいねぇ………」 「あぁ、もう、うるっせぇ、学級委員か!!今回は、オーキド博士からの命令だ!!アホ!!」 歪みあう二人と クリスの言葉に少々耳の痛い三人は、何も言えずに、二人を見ていた 「はいはい、邪魔ですよ、先輩方~」 歪みあう二人の真ん中を擦り抜けるのは、エメラルド 「こんな昼間から見つめあっちゃ、あっついあつい」 わざとらしく、手で顔を扇いでいう 「あぁ、こんの、ミョーチキリンボーイ、今なんつったよ?あぁん?」 これは、まさに、所謂、チンピラというのだろうか にゴールドが完全に変化した ヤベッと言ったエメラルドは、逃げ出し、ゴールドは、それを追い掛ける そのあとに、クリスに二人がぶつかり、二人が叱られたのは、いうまでもない
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