†第二被害者―脅え―†

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―ヤマブキシティ 街をあるくこの、黒髪を首もとでおさげにしている少女の名は、クリス たまたま、オーキド博士のおつかいで、ヤマブキにいたところ 慌てた、博士から連絡があったので、帰ろうと思ったときだったのである 何台かの救急車とパトカーが彼女の目の前を過ぎ去った 胸騒ぎがした いかなきゃって思った 「ウィンぴょん、あのパトカーと救急車を追って」 彼女は、ボールから、ウィンディを出し、ウィンディにまたがる ウィンディは、彼女をのせ、パトカーと救急車を追った 案の定である 「う………嘘……」 救急車に運ばれた少年は、彼女もよく知ってる少年 反対にかぶった帽子、爆発した前髪、ゴーグル…… 「ゴールド!!」 彼女は、有無をいわさず、いつものクールさも失い、ゴールドの元へと駆け寄る 「君、それ以上入っちゃダメよ」 しかし、 ジュンサーさんに止められてしまった 「あの、彼の彼のところへ行きたいんです!」 「あの子の?あの子との関係は?」 「半保護者です!!」 とっさにそう答えたため、自分でも、ふざけてるな、と思った だけど、ジュンサーさんは、それを咎めることなく 私から手を離した 「行きなさい、何か理由があるんでしょ?」 「あ、ありがとうございます!」 一言礼をいい、ゴールドの元へ駆け寄る 「ゴールド!ゴールド!!」 「あなたは、この子の身内か何か?」 「……あ、は、はい、そんな感じです」 白衣をきた、お医者さんが、クリスを見上げるようにして、話しをする 「そうですか、実は、かなり危険な状態でして、毒がかなり、回っていて、骨も折れています、このまま病院に運びますので、同車お願いします」 「は、はい!」 クリスは、なかなか、状況が理解出来ず頭が真っ白の中、救急車に一緒に乗っていった
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