†第六被害者―血の舞踏会―†

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「ちょっと待ってよ、お二人さん……」 木のうえから、声が聞こえる、声が深い森を乱反射し、どこから聞こえる声か、全くわからない… 「いらっしゃいませぇ、レッドくん、ルビーくん!」 声の主がレッドとルビーの後方に降り立つ 「君は!」 「あは、何時間かぶりだねぇ、ルビーくん!」 「イエローさんは……」 降り立った少年は、目の前のおもちゃをとられたような、園児のような顔をする 「僕のおもちゃだったのに…王様にとられちゃった……」 少年は、あーあという顔をして、レッドとルビーを見て、今度は、楽しそうなゲームでも、見つけたかのような顔をする 「ようこそ“地獄の入口”へ………君たちは、僕ら地獄の番犬を倒して無事、お姫様を取り返せるか……、おもしろそうだね!まるで、RPGじゃないか!」 少年は、腰のモンスターボールに手をかけ 少年の執事、すいしょうも横に立ち、戦闘態勢へと変わる    ゲーム 「さ、バトルの始まりだ!」 レッドとルビーは、半歩後ろに下がり、モンスターボールに手をかけた
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