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エメラルド、サファイアSide
「うはぁ、広か森ったいね、これがイエローさんの故郷やね!」
「まぁ、だな、ここの土、補給しとこーっと!」
「呑気やね、一様敵地とよ?」
サファイアと、エメラルドは、トキワの森の地面にしゃがみこむ
「トキワの森の土は、しめっとると、トウカの土質とは真逆ったい」
「雨がよく降るんじゃないのか?」
「雨?」
サファイアの頭上にクエスチョンマークが出来る
「そ、出なきゃこんなにたくさん水分なんて含んでるわけ……………」
エメラルドは、一瞬身動ぎその場から離れる
「な、どげんしたと!?」
「そ、その土………」
「土………?」
エメラルドは、アワアワしながら言う
「嗅いでみろよ、お前なら、わかんだろ!」
サファイアは、言われた通り、その土の匂いを嗅ぐ
その土の匂いは
鉄臭い
その土を自分がもつペンライトで照らす
その土の色は
赤
つまり、これは、土というよりかは
血の土である
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