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「うわっ!なんだ、この風圧っ!!」
「ただのかぜおこしなのに、この威力!」
スワロと対峙する、レッドとルビー
只今、二人で一辺にかかっているはずなのだが、彼の手持ちのドンカラス一匹にかなり苦戦している
「いったいどうなってんだよ!!ピカッ!十万ボルトォォオオ!!」
レッドは、風に向かいながら、ピカに指示を出す
「ピッカァッ!!」
ピカは、風に抵抗しながら、上へと跳躍し、森に差し込む月光にピカの体内にためられたエネルギーが反射している
「ここが、戦場じゃなければ、Beautiful!!と言ってしまいそうな美しい攻撃ですね!」
「はは、だと嬉しいね……」
しかし、ピカの十万ボルトは、ドンカラスを霞め、後ろ側の地面が焦げる
「くそっ!」
「まだまだ!NANA!!かみつくだ!」
グラエナが、威嚇の声をあげ、目の前の敵に向かい走りだす
しかし、未だ攻撃の手を緩めないドンカラスは、そんなことにも気にせず
余裕な顔をしている
NANAは、そのまま突っ込み、ドンカラスの後ろ側に顔から突っ込む
「あーあ、君たち、“みきり”も見切れないようじゃダメだねぇ……なんちゃって!」
スワロがドンカラスの後ろに構えて、NANAを拾い上げた
「はん、ポケモンなんか使ってなんぼだな!」
あははとばか笑いしながら、その場で腹を抱え込んで笑う
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