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「…………なぁ」
レッドが口を開いた瞬間だった
ピロロロロロ
電話が鳴りだした
「あ、研究所の方じゃな、悪いが、グリーン出てくれないか?」
「わかった…………もしもし?」
グリーンは、何回か相槌を打ち、オーキド博士に受話器を渡す
「ナナカマド博士。」
「ん、ナナカマドくんか、なんのようじゃ?もしもし?」
『もしもし、オーキドくんかな?実は、こちらでも、同じような事件が起きてる、今から、こちらの所有者も君のところへ送る、多少時間は、かかるが、すぐに着くだろう』
「ふむ、わかった」
ナナカマド博士の用件は、シンオウでも、同じ事件が起きていること、所有者をマサラに送ることだそうである
「シンオウでも?ホウエンは!?」
珍しく焦りながら、ブルーは、言う
「ホウエンは、まだ、被害がないらしいぞ?」
レッドが答える
「だが、時間の問題だ」
受話器をおきながらグリーンが言う
また、沈黙が続いたあと、研究所の扉がすっとぶほど、勢いよくあいた
「す、すすすすいませ~ん、助けて~!」
ツインテールで、髪は、やわらかくウェーブをし、アルプスの民族衣装のような、ドレスをきた少女だ
「な、だれだい君は!?」
「せ、説明は、あとです~、あの、あのコラッタを止めてくださいまし」
ちょうど玄関近くにいた、イエローにすがりつきながら、少女は言う
少女が指差した先には、大群の野生のコラッタがいるようだ
殺気に満ちている
「!?こ、コラッタがたくさん!?レッドさ…」
「あぁ、わかってる、いけ、フッシー、はっぱカッター!!」
レッドは、フシギバナを出し、はっぱカッターを出す
コラッタは、すぐに諦め引き返していった
「あの………大丈夫ですか?」
おそるおそる、少女の顔を覗きこみ、イエローが聞く
「びぇ〰、こわかったです~!!」
少女は、泣きじゃくってイエローにしがみついたまま離れない
イエローは、少し焦ったが、後に、やれやれと肩を落とし
少女が泣き止むのを待った
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