†第二被害者―脅え―†

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「いやぁ、申し訳ありません、私、ポケモンが苦手で……」 謎の少女は、落ち着きを取り戻し、イエローからはなれ正座をして話す 「ポケモンが………?」 「はい、昔にも、あんな感じに追いかけられてしまって………あ、申し遅れました、私の名前は“シェイミ”と申します」 「シェイミ?」 「はい!」 その少女は、笑顔で答える確かに、彼女は、薄緑の髪に蒼翠の瞳に、髪には、グラシデアの花が咲いていた 「シェイミってポケモンの?」 「はい、シェイミというポケモンの魂が入った人間です、簡単に言いますと、ポケモンが擬人化した……と申しますか……」 一同唖然、ポケモンの擬人化など聞いたことがないからだ 「この人間の本当の名前もシェイミ、何かが、重なりこうなったのです」 「ふあ~、不思議なこともあるんだね」 イエローは、じっと、シェイミを見つめる 「で、なんでシェイミは、マサラにきたの?」 ブルーが尋ねる 「あ、はい、今、巷で有名な、“ポケモン誘拐事件”について、調べに見参しました!」 ビシッとかわいく敬礼しながら、言う 「そっか」 その事件の名前を聞き、ゴールドのことが気に掛かる クリスから連絡がないところを見るとかなり、危険なのがわかる 「はひ?どうしたんですか?皆さん、おだまりになって?」 シェイミが場の空気を察し問う 「うん、ボクらの仲間の一人がその誘拐犯に襲われたんだよ」 イエローが今にも泣きそうな顔で言う 「犯人捜しをしよう、ゴールドは、リニア内でこっちにくるときに襲われたんだ、カントーにいる可能性が一番高い、いつまでも落胆してたってしょうがないよ、行こう」 「レッドの言うとおりだ、今さらぐずついても、仕方ない、作戦を立てる、皆来い、シェイミもだ」 自分を指差していた、シェイミも、皆のあとについてピョコピョコとついて行った
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