†第七被害者―33人のジムリーダー'S―†

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「ナギさん………まだ、皆さん集まっていないのですか?」 「そうだよ、あなたたちが一番」 額にゴーグルをし、ジムの奥から顔を出す女性は、ヒマワキシティジムジムリーダーのナギ スラッとしたスタイルは、モデルでさえも息を飲みほど綺麗で、ツツジとはまた違った気品が漂う 「そうですか……」 「わたたぁ、間に合ったかな?」 勢いよく飛び込んで来たのは、赤髪に短めのTシャツにジーパンをはいた少女 フスベジムジムリーダーのアスナである 「まだ、早いほうだ」 「え?本当!いやぁ、良かったぁまた、遅刻かと思ったよー」 アスナは、たははと笑う 「アスナさん、あなたは、少し遅刻が多いですわよ!今日は、時間通りですが」 「いやぁ、本当にごめんなさい!」 目の前で手を合わせてツツジに謝る 「いいですわ、皆さん今日も出席率が悪いですわね…」 その時ドアが開き 二人の男性が入ってくる 「やぁ、皆、ちょっと遅刻かな?」 最初にしゃべり出したのは、ムロジムジムリーダートウキ 元気があって周りを明るくさせる そして、もう一人、ただひたすら無言で入ってきたのは、ルビーの父親でもありトウカジムのジムリーダーでもある、センリだ 「セニョリータ、遅れてすみませんね」 センリのあとに出てきたのは、アダン ミクリがチャンピオンになったので変わりにルネのジムリーダーをやっている男だ 「フゥさんとランさんは、今日も欠席ですね」 ツツジが来た人を一人一人確認する フゥ、ラン以外は、出席 「では、ナギさん、本題をお願いしますわ」 「あぁ、そうだな」
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