†第八被害者―幻影修行―†

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修行内容は、こうだ ゾロアークの見せる幻影に二時間以上たえきれたらお終い という簡単なものだ 「そ、それが王に近づく方法?笑っちまうッスよ、そりゃ……」 先ほどの衝撃でまだ足が覚束ないのかゴールドがよろめきながら答える 「確かに………なんだか、嘗められてる気分だ」 これは、グリーン 「まぁ、やってみればわかる、どれだけ大変かがな………さぁ、君たちには、一人一つの部屋で、耐えきってもらう、勿論、こちらが危険と判断した場合は、強制終了させてもらう」 アルセウスは、淡々と語る 「でも、危険って……」 クリスが恐る恐る尋ねる 「下手したら死ぬ………そのくらいだが?」 ゾロアークの言葉に、一同が息を飲む 「………一体どんな修行何ですか?」 パールが前に乗り出す 「………ふむ、一言で言うなら、“幻影修行”というところかな………」 「幻影修行?」 「あぁ、まぁ、やってみればわかる、さっさと位置につけ、席は、名札が貼ってあるから、そこにつけ」 図鑑所有者11人は、席につく 「さぁ、いくぞ」 ゾロアークが前に出てきて術をかけた
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