310人が本棚に入れています
本棚に追加
「よろしく……」
「………」
(本当に何も言わないのね)
ブルーは、腰につけたモンスターボールを投げる
「いって!ニャース!!」
ブルーは、ニャースを繰り出す
すると、ダークライは、ニャースの方に手を向け
(手と呼べるかは、別だけど)
なにやら念じ始める
ここで、パールなら、気付けたはずだが、生憎ブルーにそんな能力がなかったので、技が解き放たれる、ほんの少し前に気付く
「催眠術だわ!!危ないよけ………」
時すでに遅し……
ニャースは、糸が切れたように眠り出してしまう
「ニャース!!…………え?夢を見てるの?………」
「うん、ブルーさん、君は、知ってるかな?“あくむ”ってわざと、ダークライの特性“ナイトメア”これらが同時発動した時点でもう、バトルは、ほぼ終わりだよ……」
カイオーガがブルーの背後で説明をする
「ほら、よそ見してると……」
カイオーガが指差した方向に目を向けると、既にやられたニャースが瀕死状態で横たわっていた
「ニャース!!」
ブルーは、ニャースに駆け寄る
それと同時にダークライは、技をやめる
「………………人間化して戦った方がいいか?」
ダークライは、カイオーガとグラードンの方に向き尋ねる
「あぁ、その方がいいな!」
「うん、ブルーさんが、あくむとナイトメアに慣れるまでは、その方がいいね!」
ブルーは、三人の会話を呆然と聞く
しかし、はっとなり、三人に問う
「人間化って何?何か変わるの?」
慌てるブルーに、カイオーガは、至って冷静に応える
「あ、知りませんでしたか?人間化って言うのは、所謂擬人化で、人間化すると能力が極端に抑えられるんです」
「人間化状態の制限は、約80%………だから、ポケモンに戻ったときの数値は、人間化のときの約五倍…」
カイオーガの説明の説明から、グラードンに説明が移る
ブルーは、その言葉に息を飲む
五倍…………
でも、もしこれが本気なんだとしたら、まだ、なんとか……
「あ、ちなみに、今のダークライ、本気の1/10だったよ!」
「………………えぇぇぇ!!」
最初のコメントを投稿しよう!