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グリーンの連れて行かれた場所は、塔の一番上
ガラス越しに城全体が見渡せる
「あそこにいるのが魔獣です……」
ミレイが指す先にあるのは、ヒノアラシ
「ポケモンのことだったのか………」
「え?」
「いや、こちらの話だ」
グリーンがポケモンと発した瞬間
やはり、さきのレッドの件のレノンと同じ反応をする
「この世界は、大分時間軸がまき戻っているのか…」
グリーンは、ボソッと一人ごとを言う
イエローに似た姫、ミレイには、聞こえるか聞こえないかの声量で
「しかし、なぜ、ポケ……いや、魔獣が奴隷に?」
「エドワード様が、魔獣の存在価値を奴隷と決めてしまったからですわ……お腹の我が子が大変な思いをしなければよいのですが…」
「我が子……?」
そういえば、先ほどからしきりにお腹を気にしていた
赤子が入っていたのか
「その子供は?」
「えぇ、将来エドワード二世になる子です」
「エドワード二世……」
どこかで聞いた気がする名だ………
だが思い出せない…
「…………うっ…」
横でミレイが、呻き倒れる
「!どうした?」
「すみません、ただのつわりです」
ミレイは、よろよろとしながら立ち上がる
グリーンは、肩を貸してとりあえず塔の下まで運んだ
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