†第八被害者―幻影修行―†

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グリーンの連れて行かれた場所は、塔の一番上 ガラス越しに城全体が見渡せる 「あそこにいるのが魔獣です……」 ミレイが指す先にあるのは、ヒノアラシ 「ポケモンのことだったのか………」 「え?」 「いや、こちらの話だ」 グリーンがポケモンと発した瞬間 やはり、さきのレッドの件のレノンと同じ反応をする 「この世界は、大分時間軸がまき戻っているのか…」 グリーンは、ボソッと一人ごとを言う イエローに似た姫、ミレイには、聞こえるか聞こえないかの声量で 「しかし、なぜ、ポケ……いや、魔獣が奴隷に?」 「エドワード様が、魔獣の存在価値を奴隷と決めてしまったからですわ……お腹の我が子が大変な思いをしなければよいのですが…」 「我が子……?」 そういえば、先ほどからしきりにお腹を気にしていた 赤子が入っていたのか 「その子供は?」 「えぇ、将来エドワード二世になる子です」 「エドワード二世……」 どこかで聞いた気がする名だ……… だが思い出せない… 「…………うっ…」 横でミレイが、呻き倒れる 「!どうした?」 「すみません、ただのつわりです」 ミレイは、よろよろとしながら立ち上がる グリーンは、肩を貸してとりあえず塔の下まで運んだ
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